砂漠日記

相撲についての気持ちを中心に

キリンジの曲に出てくる店で豚の脳みそを食べた話

きのう雲呑ガール(キリンジの楽曲)に出てくる上海料理店に行った。サソリや豚の脳みそを食べるためだ。

タイトルはキリンジにしたが、それはそっちの方がわかりやすいと思ったからで、KIRINJIであることはわかっているのでファンの人は怒らないでほしい。

 

https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13000235/

 

↑ここです。「上海小吃」。

 

本当は今日行く予定だったんだけど、色々あって昨日に前倒しされた。東口に20時30分ほどに集合して歌舞伎町方面へ向かう。

おぼろげに東口の交番あたりにいると、交番の中から「そうだよね!あんたら警察ってそういう組織だもんね!」と女性の叫びが聞こえてきて、「これは幸先がいいな……」と思った。

わたしが誘ったにも関わらず、同伴した人はGoogleマップを起動して店の位置を探してくれる。

 

久しぶりに歌舞伎町に行ったけど、あれは本当にサグいですね。「おかまバーどうですか?」って言われたし。

 

前に歌舞伎町に行ったのは、水タバコを吸いすぎて終電を逃して金もないし、仕方なく花園神社で飲酒していたら、座っていた石の冷たさで友達が腹を下したのでトイレを探して24時間営業の喫茶店に行って以来だ。

 

新宿とか大久保らへんのコンビニって治安上の問題でトイレを貸してくれないから、下痢しがちな人は大変だ。

コンビニでトイレを使えるか否かで治安を判断すればいい。

 

ちなみに神楽坂のファミマはダメだった。あの街の表層は高級でオシャレっぽいが何か闇を抱えているのだろうか。そういえば神楽坂は花街だったんだな。

 

雲呑ガールの歌い出しは「風林会館前集合」だが、ほんとうに風林会館から徒歩30秒くらいのとこにあるし「寝ぼけたネオン 左手に見たら怪しい路地滑り込みセーフ」っていうのは実に説明的な歌詞であり、堀込高樹の言う通りにしたらたどり着ける。親切である。

 

行った瞬間に謎のお通しが出てくる。青島を頼む。安くはない、高くもない。

雲呑ガールのようにナンパした女の子をここに連れていくのは間違った選択だ。

わたしは「不倫相手にドタキャンされたんで暇なんですよね」という女の子と行った。

 

むしろ不倫相手と行ってほしい店だ。

 

「俺いい店知ってるんだよね」と言って、庶民的かつマイナーで美味しい小汚ない居酒屋などに吉田類を気取って連れていって女の子に「すごーいこういうとこって普段来ないから〜」などと言われたい輩がいるが、この店は選択から除外すべきだ。

 

料理は美味い。メニューもいっぱいあるから楽しい。

でもやっぱり、「めっちゃ食ったし飲んだなー」ってなるには自分の金じゃなくて他人の金で食いたいなっていう金額なんだよな。

そこで「過払い金が戻ったから」なんだな。そういう不意に入った金で行きたい。

 

ラブホ街があって、風林会館があって、あの路地っていったら、あの歌詞書きたくなるのわかる。

とりあえずという感じで、豚の脳みそとサソリと揚げパン(豚の脳みそに擦りつけて食べると美味いと食べログに書いてあった)を頼む。

 

2人なのに6人掛けのテーブルに通される。6脚の椅子が全て違う。

「椅子でもなんでも食べた」結果なのか、と思う。

先日、北京人が広東人をバカにして同じことを言っていたけど上海人もそうなのかな。

 

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先に豚の脳みそが出てくる。見た目は完全に白子だが、「ここって延髄?」みたいな箇所があって「やっぱ脳だな」と思う。

豚ってかなり賢い動物で7歳くらいの知能があるらしい。

 

「割と脳だね」

 

「結構グロいな」

 

など会話しつつ食べる。

 

処理の甘いモツの味がする。素材自体は美味しくないが、味付けは美味しい。

よく考えてみれば、素材が美味しければ、もうすでに市場に出回っているはずなのだ。こういった店でしか食べられないって時点で美味しいわけがないのだ。

だけど冷静になってしまっては、次にやってくるサソリをやっつけられない。

 

その時に、視界の隅で一緒に来た女の子の手首に幾筋もの躊躇い傷を認めてしまった。

 

ゲテモノ料理屋で俺は会社の上司と不倫している病んだ女と豚の脳みそを食っている。

 

明らかに状況がキツイ。気分が淀んだ。まともじゃない。大人としてダメだ。

手首の躊躇い傷を見たのは中学時代に「見て、猫にひっかかれたの」と言って一人称が「オイラ」の女の子にそっと見せられて以来かもしれない。

 

なんか幸が薄い感じしていたんだよな。そりゃ不倫もするよ。

以前病んだ女の友達が彼氏とのセックス中の躊躇い傷舐めプレイの話を聞いたけど、この子も上司としているのだろうか。

 いやな想像をしてしまった。

 

サソリが来た。小さいのがいっぱい盛り付けてあるやつのつもりが、デカイのが2匹のやつが来た。これはダメだと思った。

 

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尻尾と手足はパリパリしていて余裕なのだが、腹の部分がキツイ。「沼に住んでる小エビ」の味がする。あとひっくり返したら完全に虫だった。

 

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6人掛けの席で4人の男女と相席になった。他の席は空いているのに。

 

明らかに合コン帰りと分かる4人だ。合コン帰りに来んな!きっと上記の理由で少し選択を間違った男達なのだ。

ストリート系のファッションの男(カシャカシャしたジャンパーに帽子、女の方は清楚っぽい服装、男が吸っているタバコはアメスピ)、バカ!

 

だけど会社の上司と不倫している手首に躊躇い傷がある女とサソリを食ってる人間がとやかく言えた義理じゃない。

 

「わたしキャバ嬢に向いているって言われるんですよ〜」

「青島って読むんですか〜」

嬌声が響く。このあとPASHA(高めのラブホ)行くのかな。

 

でもまあ楽しかったんですけどね。

なんか、ちょっとそういうの珍しがってくれるような女と行ったらいいんじゃないですか。アトラクションだと思えば2人の距離も縮みますよ。普通に中華美味しいし。食べログで3.61点だし。ビールがぬるい以外はいい感じ。

 

11時頃に電車で帰宅。サソリの横に「元気になります」と書いてあったが、特にそういった兆候はなし。

むしろ「豚の脳みそなんか食べたけど大丈夫かな」と不安でいっぱいになっちゃって、気分が食中毒って感じ。