砂漠日記

相撲についての気持ちを中心に

栃煌山のいない世界

わたしは参加できなかったが、毎日のようにTwitterで巡業に参加した皆さんがアップしてくれる写真やエピソードなどを楽しくみさせてもらっている。

今回は負傷者が多く、いつになく寂しい巡業になっているが、その中でいちばん注目すべきは貴乃花部屋の双子幕下力士の貴源治と貴公俊(貴乃花部屋バラモン兄弟)の初切であろう。

以前中野ロープウェイで二人を目撃し、図々しくも声をかけて写真など取らせてもらったのだが非常な好青年であり、オフ時にも笑顔で対応してくれた。

ちなみにキモい人間なので、一瞬でホクロの有無で区別がついたので同行者にドン引かれたのは言うまでもない。

貴乃花部屋の双子といえば、不自然な引退をした貴斗志と貴月芳もいたがその件は今回置いておきたい。一部屋に双子力士が二組いることにより、貴乃花親方が「角界のヨーゼフメンゲレ」と呼ばれていたとか、いないとか……。

わたしはドミーハーなので先場所三段目優勝を果たし、相撲Twitter実況界に愛らしすぎるハニカミ笑顔の衝撃をもたらした朝興貴の写真が溢れていることも喜ばしいことだ。以前から応援している、篠原や朝弁慶の写真が多いのもありがたい。

 

しかしそんな束の間の喜びがあったとしても、我々の心の根本に満たされぬ一抹のわだかまりがあることもまた、否定できない事実であろう。

それは栃煌山という存在。栃煌山のいない世界はなんて味気ないのだろう!

最近身体の負傷が多い栃煌山(ガチ心配)は今巡業不参加である。おそらく真面目な栃煌山であるから、ほかの巡業不参加の部屋の若い衆たちと合宿なりで九月場所に向けて身体の調整をしているのだろうが……。

栃煌山のあの笑顔、それと稽古熱心な相撲へのひたむきさ、それが見れないことは夏の悲劇であると言っても過言ではない。

早くもオーザンロスである。九月場所でおそらく三役復帰するであろう(わたしは番付予想などが苦手であるが、おそらくそうなのでは?)栃煌山に注目継続だ!

そして宝富士がインタビュールームで安美錦の状態を報告していたように、正代もまた時天空の具合を発表してくれればいいのに。そして快気の折には、ぜひ東農大名物の大根踊りをしていただきたい。

栃煌山の素晴らしいところ

わたしは栃煌山が好きだ。栃煌山って素晴らしくないですか?

栃煌山の素晴らしい点を述べたい。

まず見た目が素晴らしい。身体は色黒の筋肉質で締まっており、胸元には少々の胸毛が生えている。最近は右肩に生々しい傷跡があり、それは弟弟子によく胸を貸している証拠である。

そして栃煌山のもっとも重要な特徴のひとつでもある、キツく締めたまわし。茄子紺である。ヘソは出さずにかなりのハイウェスト気味である。

 

次に容姿について。

額は狭い。しかし、それは栃煌山の雄々しい雰囲気に繋がる精悍な要素のひとつだ。彫りは深く、眉毛は濃い。濃縮されて男臭さを感じさせる、頑丈そうな印象を残す。

土俵から降りると、優しい表情を見せるのに土俵上では常に厳しい三白眼気味の戦士のオーラを纏っている。彼は土佐からやってきた褐色の戦士である。

 

土俵上の姿を見れば一見こわもてだが(わたしはそうは思わない。一般的な話である)、その笑顔は好漢そのものである。人懐っこく、人が良さそうだ。

非常に強い立会いの当たりが彼の持ち味であり、それは横綱大関などの上位陣も常々警戒している。だからこそ変化などされてしまうのだが。

「くそったれ!」

変化をされるたびにわたしは対戦相手に対してついテレビ越しに呪詛の念を送ってしまう。栃煌山の優しさや、実直さにつけ込みやがって!

それは栃煌山の低い立会いの破壊力に対する敵前逃亡である。

栃煌山は変化をしない。たまにはするが、それは体調が悪い時であり、したあとのその表情は「こんなやり方で勝ってしまった」という自責の念が感じられる。

 

わたしの意見は完全なダブルスタンダードだが、それほどにわたしは栃煌山が好きだ。

 

しかしいつまでも変化を喰らうから、毎場所誰かかれかにされてしまう。来場所は、変化の対策と叩かれた時にばったり前に倒れてしまう点を直して是非関脇に復帰していただきたい。

わたしは栃煌山以外の力士が関脇なのが嫌なのだ。東が栃煌山なら、西は妙義龍。小結は、嘉風隠岐の海であってほしい。ないしは勢など。

 

栃煌山のことを考えていたらワクワクしてきてしまった。今夜は踊ろう。